豆乳バストアップって言う話は、皆さん耳にしたことがあると思います。
女性ホルモンには大きく２つあって、卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロンですが、大豆類には、大豆イソフラボンと言う物質が入っていて、この大豆イソフラボンが卵胞ホルモンのエストロゲンに近い分子構造を持っているのです。
エストロゲンは、生理の直後から排卵期まで分泌量が増えて、主に妊娠の準備をするための女性ホルモンです。
体の中には、エストロゲンの受容体と言うのがあって、この受容体がエストロゲンを受け取ると、妊娠の準備のために子宮内膜を厚くしたり、色々な作用を始めます。
その作用の中の一つに乳腺を発達させる（バストアップ）作用も入っているのです。
なぜ、こんな話をしたかと言うと、この体の中にあるエストロゲンの受容体は、大豆類に含まれる大豆イソフラボンにも反応してしまうのです。
エストロゲン受容体は、本来は体の中で作られるエストロゲンに反応して、生理をコントロールしたり、バストを大きくしたりするのですが、大豆類の大豆イソフラボンを女性ホルモンのエストロゲンだと勘違いしてしまうのです。
ですから、豆乳バストアップの噂は本当の話で、大豆類に含まれる大豆イソフラボンには乳腺の発達を促す（バストアップする）働きがあります。
ですが、豆乳バストアップのための必要な量の大豆類を継続的に摂るのは難しいと言うのが現実です。
大豆食品と言ってもいろんな種類があります。
身近なもので豆乳、納豆、豆腐、味噌、油揚げ、きな粉．．．．などなど。
日本の食材には大豆食品が多いのです。
ほとんど全ての大豆食品に大豆イソフラボンは入っていますが、加工されると大豆の成分がさらに凝縮されるので、加工食品の方が大豆イソフラボンの含有率は高い様です。
とは言え、残念ながら、本当に大豆・豆乳バストアップで乳腺発達して胸が大きくなるほど食べるのはかなり厳しい様です。
ちょっと前に、中国で健康ためだ言って、ほかの食べ物は殆ど食べずに豆乳ばかりをがぶ飲みしていた男性の胸が大きくなってしまい、やむを得ず手術して取ったと言う話を聞きました。
この話は、豆乳バストアップで胸が大きくなると言うう証拠になりますが、皆さんはこんな効果の出るほどの量の大豆類を摂取することは不可能だと思います。
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